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SpotifyをアマゾンAWS上で動かす5つのステップ


Spotifyの無料アカウントはデスクトップで動かせば広告や音質を除くと操作性は有料版並み。Fireを除くモバイルだとシャッフルのみ。モバイルでデスクトップ並みの操作性を実現するAWSとは?



AWSAmazonが提供しているWebサービス。Windowsのインスタンスを作成してSpotifyをサーバー上で動かし、モバイル上ではSpotify ConnectによりSpotifyアプリで無料版でもデスクトップ並みの操作性を実現する方法を以下の5つのステップ別に紹介します。
  1. ステップ1:AWSのアカウントの作成
  2. ステップ2:Windowsインスタンスの作成
  3. ステップ3:RDCソフトでWindowsインスタンスに接続
  4. ステップ4:WindowsインスタンスにてSpotifyのインストール
  5. ステップ5:タブレットからSpotify ConnectでインスタンスのSpotifyをコントロール

ステップ1:AWSのアカウントを作成

AWS内の以下にわかりやすいドキュメントがあるので、それに従ってあなたのアカウントを作成してください。
https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

ステップ2:Windowsインスタンスの作成

以下のAWSホームページから「コンソールへサインイン」ボタンをクリックします。
https://aws.amazon.com/jp/


以下から作ったアカウントでサインインします。


AWSサービスから「EC2」をクリックします。


インスタンスの作成」をクリック。


左下の「無料利用枠のみ」にチェックを入れて下にスクロールします。


右端の「選択」ボタンをクリック。


無料利用枠の対象である「t2.micro」が選ばれているのを確認して、右下の「確認と作成」をクリックします。もっとパワーのあるインスタンスを使いたい場合は有料になりますが、下にスクロールしてCPUの数やメモリーの多いものを選びます。

t2.microの性能は、私の手持ちの3万円くらいで買った2in1PCAtom 4コア/4GB/64GB)と同じくらいなので、YouTubeは支障なく観れますが、3DCGDTMはキツイという感じです。日常的な使い方なら特に不満は感じないレベルです。

ちなみに以前に3DCGの新しいソフトを試すのに以下のようなパワーのあるインスタンスを作ってそこで試したことがあります。



GPU付きのインスタンスを作成するにはアマゾンのサポートセンター経由でGPU数の制限値を1以上にする申請が必要です。初期値は(ゼロ)なのでインスタンス作成時にエラー表示が出て作成できません。私の場合は申請した翌日に5にアップされ日本語のメールが来ました。

話を元に戻して、右下の「作成」をクリック。


キーペアをまだ作っていない場合は上のメニューから「新しいキーペアの作成」を選んで名前を付けてダウンロード(.pem)します。私はクラウドストレージに置いています。仮想Windowsからも簡単に使えるからです。

チェックを入れて「インスタンスの作成」をクリック。


右下の「インスタンスの表示」をクリック。



インスタンスの左にある青色のボタンをクリックして情報表示をします。上記の私の場合は上が現在使っているインスタンスで、下が今回作った新しいインスタンスです。

使用中のインスタンスにはすでにSpotifyをインストール済で、タブレットなどのSpotifyからConnect機能で繋いでリモートコントロールできています。

上の「アクション」をクリックします。


Windowsパスワードの取得」をクリックし画面の指示に従ってパスワードを取得します。インスタンス作成直後はすぐには取得できないので、10分程度待ってから取得します。

メモ帳などにコピーしておきます。RDC(リモートデスクトップ接続)ソフトでWindowsにログインする際にパスワードをコピーして貼り付けます。

ステップ3:RDCソフトでWindowsインスタンスに接続

接続」ボタンをクリックします。


リモートデスクトップファイルのダウンロード」ボタンをクリックするといきなりRDCソフトがダウンロードされるので開きます。RDCソフトはWindowsアクセサリーに登録してあるのでそこから起動もできます。タスクバーにピン止めしておくと便利です。


実際には「コンピューター...」の窓にはインスタンスのIPアドレスが入力されていると思います。無ければインスタンスの説明タブにある「IPv4 パブリックIP」からコピーしてください。

接続」ボタンをクリックします。ユーザー名は一番下の「その他」をクリックして「Administrator」に変更します。先ほどメモ帳などにコピーしておいたパスワード(長い暗号めいたもの)をパスワード入力窓にコピーして貼り付けてWindowsへログインします。

すると全画面表示になり暫くするとWindowsのデスクトップになります。以下はすでに使用中のインスタンスです。



ステップ4:WindowsインスタンスにてSpotifyのインストール

ここから先はWindowsが英語版(昔は日本語版もありましたが、今は英語版のみ)ですが、ブラウザやSpotifyなどのコンテンツ日本語で通常通り使えます。

先ずはSpotifyインストーラをダウンロードするためのブラウザが必要ですが、そのままの状態ではIEしかインストールされていません。なので、IEにてFirefoxのページに行きインストーラをダウンロードしてインストーラが開けばIEを終了します。

IEは初期状態ではFile downloadが「Disable」になっていて出来ないことが多いので、右上の歯車アイコンをクリックして「Internet options」を選び、「Security」タブの右下にある「Custom level...」をクリックして下にスクロールして「File download」を「Enable」に変更します。

最初はポップアップが繰り返し表示されるので、ボタンをクリックして何とかFirefoxのインストーラーをダウンロードしてください。

インストーラでFirefoxがインストールできたら、Chromeなどの使い慣れたブラウザをダウンロードするか、そのままFirefoxでSpotifyを検索してサイトに行きインストーラをダウンロードします。


インストーラでSpotifyがインストールできたら開き(登録して)ログインします。上記デスクトップ画像を参考にしてください。

最初は何かの曲を再生しても音が出ません。なぜかと言うと、インスタンスの音声はRDCソフトがインスタンスから受け取ってパソコンなどのホストに出力しますが、最初はこれがオフになっています。

そこで、インスタンスのデスクトップの右下にあるスピーカーアイコンを右クリックします。

メニューの「Playback devices」をクリックするとダイアログが表示されるので、音が出るように設定して「OK」ボタンをクリックすれば音が出るようになります。

ステップ5:タブレットからSpotify ConnectでインスタンスのSpotifyをコントロール


インスタンスのSpotifyを開いてログインします。複数のアカウントがあれば、同じものに統一してください。タブレットのSpotifyアプリも開いて同じアカウントでログインします。

タブレット側で曲を再生させておき、フルプレーヤーの下にある「接続可能なデバイス」をタップして仮想デスクトップ名をクリックしてSpotify Connect機能で繋ぎます。



すぐにパソコン側に音が切り替わって出ます。

この状態でFireを除くモバイルでは、無料アカウントだとアルバムをまたがったシャッフルしかできませんでしたが、インスタンスはデスクトップなのでアルバムを指定すれば曲順に再生できますし、曲単位での指定もタブレットやスマホでもできるようになります。

まとめ

ここでのポイントは、実際に再生するデバイスはパソコン(インスタンスも含む)にすることです。そしてモバイルからSpotify Connectで繋げばモバイルのSpotifyをあたかもデスクトップのように操作が可能になるということです。

モバイルデバイスにRDCアプリをインストールしておけば、モバイルのRDCをインスタンスに繋げばモバイルのRDCから音が出るので、あたかもモバイルのSpotifyが鳴っているような錯覚をおこしますが、鳴っているのはインスタンスということです。

今回紹介したことを実行するのは少々勇気が必要ですが、一度習得してしまえばWindowsのハードに依存しない必要なリソースを時間買いするという手軽なシステムが使えるようになります。

やりたいアイデアが閃いても自分が持っている機材やリソースでは実現できない、という時には多くの人は諦めると思いますが、もしAWSで実現できたとすれば「広島タラレバ男」が一歩踏み出せるかもしれません。

以下の記事は同じくAWSを使ってAndroidエミュレーターの「GenyMotion」を動かす方法の紹介です。これは無料枠外なので有料(最低:$0.155/hr)ですが、以前に試した時には1週間遊んで課金は500円程度でした。これが高いか安いかは個人の感覚次第ですが・・・

【Genymotion】ブラウザで使えるAndroidエミュレーターを動かすには?!

ではでは、きらやん


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